全裸散歩
閲覧数:3,534 ビュー 文字数:1467 0件
全裸散歩してきたよ。
散歩というよりミッションみたいな。
都内で深夜に雨が降ったら行こうかなと思ってたけど降らなかった。
が、せっかく体毛を全剃りしたので決行。
報告まとめる。
長くなるけどごめんね。
過去に何度か全裸で徘徊したけど、もう少し緊張感がほしいと思い、事前に複数の南京錠を用意した。
深夜2時。
まずは服を着て鍵の設置。
徘徊ルートには主に住宅街や工場がある。
近所にある3か所の公園にそれぞれ南京錠と鍵を配置。
順番に回らないと開錠できないようにした。
最後は家のポストにも南京錠を。
いったん部屋に戻って服を脱いで全裸へ。
深夜2時半。
全裸+サンダルの状態で家に鍵をかけ、それをポストへ。
これで3つの公園を巡回しないと自宅に入れないようになった。
1つ目の南京錠の鍵だけ所持。
まずはAの公園。
普通に行けば80mだが人目を避けるため迂回。
公衆便所に設置したが難なく着いて回収。
次に向かおうとしたが公園内に何人か談笑していたので、予定ルートより大きめに迂回。
いったん道路に出なければならないが、人も車も少なかったので隙を見て通過。
しばらく歩くと視界の先にバイクの光が。
この時間にしては珍しい新聞配達。
ここは直線に進むしかなく脇道がない。
すぐそばの駐車場に入って車の陰でやり過ごす。
なかなか向こうに行かない。
3分くらい待った。
バイクを突破したあとは住宅街の小道を進み、公園Bのそばへ。
この公園は大通りに面している。
信号待ちを3ターンくらい待って、車が来ないタイミングで公園へ。
鍵を回収。
最後の公園はすこし距離があり、ここから工場地帯に入るため、割と安全に隠れられるような場所がない。
後ろを気にしながら歩いてたらいよいよ車が接近。
こちらに向かってくる。
ちょうどそばに別の車があったので隠れて通過待ち。
あとは特に問題なく公園に到着し、最後の鍵をゲット。
あとは家に戻るだけ。
そんなに遠くない。
心に余裕が出たのでまったり歩いていたら、今度は丁字路の先で自転車がこちらに接近。
急いでトラックの陰に身を潜めてたが、丁字路の真ん中で自転車が止まった。
やばい見つかったか……
と息を殺していたら、すこし間を置いてから走り去っていった。
見間違いだと思った模様。
ホッとして家に向かう。
ポストの南京錠を開けて家の鍵をゲットしたがちょっと物足りなかったので、すぐそばの丁字路に寝そべってどれくらい耐えられるか試した。
通行人が1人2人と近づいてきて、なかなかできない。
物陰に隠れながらそろそろいいかな?
と待っていたら、目の前に通行人が……!
びっくりしてその場から離れようとしたら足音を立ててしまった。
急いで物陰に隠れたけどたぶん見られた。
丸裸の背中を。
でも物陰だったからそれほどよくは見えてなかったと思う。
以上です。
ちょっと体力が限界だったのでそそくさと戻りました。
しばらくは怖いので控えると思う。
たまにやると本当に気持ちいいね。
風が心地よかった。
時間にして50分くらい。
歩いた距離は1.5km強です。
当作品は、個人による創作(フィクション)作品とご理解の上鑑賞ください。当作品には、犯罪的・倫理モラルに反する表現・タブー表現等が含まれますが、表現上の誇張としてご理解ください。